1.ブラックスーツは避ける
ブラックの無地=礼服扱いとなります。そのためビジネス向きではありません。
礼服は登場する機会が少ないもの。
それだけにもったいないからといって、仕事で着用してしまう事もありますが、そこは分けて考えましょう。
またブラックがベースの生地でも、ストライプなどの柄が入っているものはビジネスシーンで着用しても問題はありません。
暗めのスーツがお好み、職業柄必要な場合は、「濃紺」や「チャコールグレー」を選択しましょう。
2.フロントの一番下のボタンは留めない
スーツを着用する際のいわゆる「あるある」です。
上着のフロント一番下のボタンは基本的に留めません。
アンボタンマナーとも言います。
2ボタン、3ボタンの場合も、一番下のボタンは留めません。
一番下のボタンは飾りです。
一番下のボタンを留めると、上着のカーブを描いた裾の形が崩れてしまいます。
マナーというよりは、スーツを美しく着るためという要素が大きいです。
3.座るときはボタンを外す
これもテレビのタレントさんや、講演などで登壇されている方の中にもよく見られる光景です。
座るときにはボタンを外しましょう。
座る時に外すのは、決してマナー違反ではありません。
ジャケットのサイズは立ち姿を基準として作られています。
ボタンを留めたまま座ると、余計なシワが入り見た目もよくありません。
また座った時はお腹が若干前に出ますので、窮屈さも感じてしまいます。
打ち合わせや食事などの場面でも、立ち座りの動作が多いので注意しておきたいポイントです。
4.ポケットに物を詰め込まない
スーツのポケットは様々な歴史を経て、今に至ります。
今のスーツのポケットは、外側につくものはすべてデザインと考えてください。
つまり極力スーツのポケットには物を入れないようにしましょう。
なぜかというと、例えば財布など重みのあるものは内側外側どちらに入れても、その重みでスーツの型が崩れてしまいます。
また外から見た時も膨らみが分かり不格好です。
胸ポケットに装飾としてポケットチーフ、お手洗い用のハンカチなどは問題ありません。
手ぶらでのちょっとした外出時、ポケットにさっとしまいたい気持ちはわかりますが、そこはスーツの為にグッと我慢しましょう。
どうしても仕舞わなければならない時は、なるべく内ポケットに入れましょう。
5.センタープリーツのチェックを忘れずに
スラックスの折り目(センタープレス)はしっかりと入った状態であるかを時折チェックしてください。
センタープレスはビジネスシーンでは定番のデザインで、足元をすっきりと長く見せてくれるメリットがあります。
複数回着用することにより、汗や間接部分の負荷によってセンタープレスはどうしても薄くなってしまいます。
このまま着続けると、いわゆる「ヨレヨレ」のスーツです。
折り目が無くなってしまった時は、クリーニングにと考えがちですが、ご自宅でも簡単に復活させることが可能です。
簡単な手順としては、
- まずは、アイロンのスチームなどの蒸シワを伸ばす。
- センターラインを確認しながら、当て布をしてアイロンを当てる。
6.靴下選びに注意
ビジネスシーンにおいての靴下は、ダーク系を選びましょう。
白の靴下を履いている方をよく見かけますがNGです。
お洒落だからといって、派手な色使いや柄が入ったものは避けましょう。
基本は紺、グレー、黒などです。
またくるぶしよりも長いものを選びましょう。
座った時など、素肌が見えてしまうのはあまり好ましくありません。
ふくらはぎ付近までの長さの靴下は、ずり落ちてきてしまう事もあります。
ひざ下まで長さのあるロングホーズタイプもおすすめです。
7.サイズ感もマナーのひとつ
余りにも奇抜なサイズ感、大きすぎ(緩すぎ)、細すぎるなどの見た目は言わずもがな避けましょう。・上着はウエスト周りが適度なシェイプの効くサイズ感
・着丈はお尻が隠れるくらいの長さ
・袖もシャツがほんの少し除く程度がおおまかなポイント。
メンズビジネススーツを選ぶ時のポイント
ビジネススーツをおしゃれに着こなすために、選ぶときのコツも押さえておきましょう。ここでは、ビジネススーツを選ぶときのポイントを紹介します。
1. サイズ感
スーツはサイズ感が命です。サイズ感によって見た目の印象が大きく変わるため、妥協せずにジャストサイズを目指しましょう。
サイズを選ぶとき、特に重要なのが肩幅と着丈です。肩幅は、ジャケットを着たときに肩の生地(肩山)を軽くつまめる程度の余裕を残しておきましょう。着丈はヒップが9割隠れる程度の長さが適切とされています。
ジャストサイズのビジネススーツをお探しなら、既製品ではなくオーダースーツを利用するのもありかもしれませんね。オーダースーツ専門店の「FABRIC TOKYO」なら、ジャストサイズのビジネススーツが1着38,000円からオーダーできますよ。
20〜30代のオーダー初心者に多く選ばれていますので、お気軽にお越しください。
2. 色
先述したように、ビジネススーツの色はネイビーかグレーが定番です。同じネイビーでも、ライトネイビーやダークネイビーといったバリエーションがあります。
トーンが明るくなるにつれてカジュアルな印象になるので、相手に与えたい印象まで考慮しながら、自分に合った色を選ぶことが重要です。
3. 柄
ビジネススーツの柄は、無地もしくはストライプが定番です。
チェック柄はおしゃれなイメージがありますが、カジュアルな印象が強いので初心者には着こなしの難易度が高くなります。
ストライプにも、「チョークストライプ」や「ペンシルストライプ」など、いくつかの種類があります。線の太さや間隔によって与える印象が変わるため、シーンに合わせて使いこなしてみてくださいね。
4. 形
ビジネススーツは、大きく「シングルスーツ」と「ダブルスーツ」に分けられます。フロントボタンが1列に並んでいるものがシングルスーツ、2列に並んでいるものがダブルスーツです。
ダブルスーツの起源は、指揮官が着ていた軍服にあるとされています。
重厚で威厳のあるスーツスタイルというイメージが定着しているため、役職がついてから着るなど、タイミングや状況を考慮して選ぶといいでしょう。
どちらにするか迷ったときは、オーソドックスなシングルスーツを選ぶのが無難です。
おしゃれでリーズナブルなスーツを扱うファッションブランド5選
1. ORIHICA(オリヒカ)
参考価格:30,800円 / 出典:ORIHICA
ORIHICA(オリヒカ)は、紳士服大手企業の株式会社アオキ(AOKI)が2004年に立ちあげた日本のスーツブランドです。大人向けのメインブランドと比較して若いビジネスマンをメインターゲットとしており、価格もメインブランドより安く設定されています。
AOKIはロードサイド型店舗であるのに対し、こちらは主にショッピングセンターが主な出店先です。
軽くて伸縮性が高く、値段も安い「アクティブワークスーツ」等の商品が若い男性の間で人気となっています。
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2. UNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサルランゲージ)
参考価格:63,800円 / 出典:UNIVERSAL LANGUAGE
UNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサルランゲージ)は2004年に誕生したブランドです。青山商事株式会社グループが運営しています。取扱商品のメインはスーツ。メンズ・レディースともに、ビジネスやカジュアルはもちろんのこと、礼服喪服などのフォーマルな商品も取り扱っています。
デザインや素材、縫製にまでこだわりぬいたオリジナル商品が多く、ブランドコンセプト「新しい大人のためのストアブランド」通り、大人世代向けの上品なスタイルを楽しめます。
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3. nano UNIVERSE(ナノユニバース)
参考価格:33,000円 / 出典:nano UNIVERSE
20代~30代の男性に人気のファッションブランド。カジュアルウェアだけでなく、スーツやネクタイ等のビジネスアイテムも取り扱っています。固い雰囲気のスーツよりは、少し砕けた印象のセットアップ系のアイテムが得意。働き方の多様化に伴う服装の変化にもしっかりと対応しています。
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4. 洋服の青山
参考価格:20,900円 / 出典:洋服の青山
洋服の青山は1974年に日本初の郊外型紳士服店を開店しました。洋服の青山は、スーツ販売着数世界一のギネス認定を持っている事でも有名です。主力はビジネススーツとフォーマルウェアで、スタンダードなデザインで無難な着こなしに適しているほか、洗濯可能なものや形状記憶素材の使用など機能性を重視したラインナップが多いのも特徴です。
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6. AOKI(アオキ)
参考価格:20,900円 / 出典:AOKI
創業は1958年。長野県に「洋服の青木」として設立されました。商号をAOKI株式会社ホールディングスに変更したのは2006年です。紳士服量販店として知られており、全国各地に店舗があります。男性用のスーツばかりではなくレディースの衣料品も取り扱っています。
誰でも入店しやすい雰囲気で値段もリーズナブルなので、就活を始めた学生や新人サラリーマンからの人気が高い印象です。
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